踊り子の洵華は、皇子の李炎に見初められた。<br />春は売らないという洵華を李炎は気に入り、神のために舞わせようとする。<br />彼女の舞に惹かれて現れた神、二郎真君は洵華を連れ去ろうとし、李炎は彼と争う。<br />自分を守ってくれた李炎に洵華は惹かれ、しかし重なり合うふたりの想いは、一筋縄で叶うものではなかった。<br />隣国の皇子、子鵬。<br />洵華を諦めない二郎真君。<br />さまざまな男たちに翻弄されながら放浪する洵華が、最後に行きつくのは――?