芥川賞について話をしよう
「読書人eBOOKS」の第一弾です――。
芥川賞選考委員のひとりも、毎回、「週刊読書人」に掲載されるのを楽しみにして待つシリーズ企画。
作家・比較文学者の小谷野敦さんと、評論家の栗原裕一郎さんの対談。
芥川賞第一四四回(二〇一〇年下期)?第一五〇回(二〇一三年下期)が対象となります。
巻頭は朝吹真理子「きことわ」と西村賢太「苦役列車」のダブル受賞の回にはじまります。
つづいて田中慎弥「共喰い」、円城塔「道化師の蝶」、鹿島田真希「冥途めぐり」、黒田夏子「abさんご」、藤野可織「爪と目」、小山田浩子「穴」までの受賞作に加えて、全候補作五〇作品以上を徹底討論。
いとうせいこう、舞城王太郎、小野正嗣、穂田山洋山、石田千、広小路尚祈、吉井磨弥、戌井昭人、鈴木善徳、山下澄人、北野道夫、高尾長良、鶴川健吉、岩城けい、松波太郎といった候補者の作品を取り上げます。
選評についても、詳しく語ります。
石原慎太郎が選考委員を辞任したあと、芥川賞選考会はどう変化したのか――。
「とんでもない」選評を毎回寄稿するのは誰なのか。
未発表の特別対談も収録。
主にここ十年の芥川賞候補作(かつ受賞を逃した作品)から、小谷野・栗原両氏が気になった作品について話をしてもらいました。
取り上げられたのは以下の作家。
佐川光晴、鷺沢萌、柴崎友香、島本理生、清水博子、中村航、福島次郎、古屋健三、穂田川洋山、前田司郎、吉原清隆、本谷有希子。
(「読書人eBOOKS」編集部)
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