クロスプレイ -甲子園に届かなかった球児達の青春-
夏の高校野球静岡県大会決勝戦。
元気な一年生捕手南雲晴太(せいた)の活躍でノーシードから勝ち上がった静岡城東高校、通称静東(せいとう)高校は、晴太の痛恨のミスによりあと一歩の所で光洋学園に敗退。
甲子園行きを逃してしまう。
その時のショックで野球部を辞め、だらけた毎日を送っていた晴太は、光洋学園選手の甲子園でのインタビューをテレビでみてリベンジしたい気持ちを抑えられず野球部に復帰。
監督やキャプテンの指導の下、真面目に練習に励むようになる。
半年後。
静東野球部に新監督の若林が着任。
さらに、女の子みたいな容姿の二年生投手、名波ひかりも編入。
しかしひかりはチームメートに心を開かず、トラブルを引き起こす。
光洋学園との練習試合では強力なライバルが出現。
終盤登板したひかりが打ち込まれ逆転負け。
野球エリート校である京徳(けいとく)学園との練習試合では、静東のエース桜田が好投するが、二番手で登板したひかり――京徳の監督に恨みを抱いている――が自分勝手な投球を繰り返し、めった打ちにされ試合は惨敗。
試合後、若林がひかりに投手失格を言い渡す。
これを機会にチームメートに心を開き始めたひかりは、弱点を克服しようとチームメートのアドバイスを受け入れ鍛錬に励むようになる。
そして夏の予選。
静東は初戦を苦戦しながらも勝利。
第四回戦の城誠西(じょうせい)戦では相手選手のラフプレイで晴太が負傷退場しながらも、ひかりが踏ん張り辛勝。
準々決勝で宿敵・光洋学園との対戦に臨む。
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