死者からの照射
?この遺書の中には緻密な未来が予言されている?警視庁の刑事・金氷晋太郎は、殉職した同僚・雉室幸治の遺志を継ぎ、ある宗教団体の本部を家宅捜査する。
金氷はそこで一冊の遺書を押収するが、そこには17年前の事件と現在に至る迄の顛末が実名を交えて克明に予言されていた…。
それは雉室幸治の高校時代の恋人、永森遥の祖母・永森まりあの突然死にまつわるものだった。
まりあが何故、その土地に家を構え、「信じて使えばその力は無限に有効である」と謳われる〈光の涙〉という水を信奉するに至ったのか…。
そこには高校球児だった雉室幸治の青春の犠牲の上に練られた、鎌倉時代より伝わる霊地・旧玉藻邸跡地を取得する為の宗教団体の陰謀があった…。
長編ロマンミステリー「愛と絆シリーズ」第一弾
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