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赤い花

本書『赤い花』は、四章から構成されています。
第一章、赤い花、第二章、西洋絵画の深層心理、第三章、椿姫、第四章、ランカスターの赤い薔薇、です。
それぞれのジャンルを示せば、第一章は口承文芸学(グリム童話)、第二章は西洋美術、第三章は人物評伝(十九世紀ヨーロッパの作曲家たち)、そして第四章は歴史(十五世紀イギリスの薔薇戦争)、です。
一見、ばらばらに見える物語の集積ですが、根底を流れるテーマは一貫しています。
「弱者に向けられる、あたたかなまなざし」です。
筆者の原点は「心理学」です。
「人と人とのあたたかな交わり」に素直に感動し、「ファンタジーは敗者の哲学」という大前提を再確認する、これが筆者の「執筆のテーマ」だったのだと、改めて認識させられる、すてきな作品に仕上がりました。




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