悲しいほどときめいて
ニック・ジェントリーはロンドンでもっともセクシーで危険だと噂される男。
裏社会にも通じる彼は、いくつもの難事件を解決してきたことでも有名だった。
彼はある貴族から捜査を依頼される。
シャーロット・ハワードという女性を見つけ出して欲しいと。
ニックにとっては朝飯前のたやすい仕事のはずだった。
彼女に会うまでは――。
シャーロットは、家を飛び出した単なるわがまま娘ではなかった。
両親が勝手に決めた結婚で、自分の魂の破壊しようとする悪魔の手から逃げ出して隠れていたのだった。
ニックは彼女を依頼主に引きわたす代わりに、突飛な提案を持ちかけた。
「僕の花嫁にならないか」シャーロットはこの危険な申し出を受け入れるが、愛の代価はいったい…何?RITA賞受賞の伝説的傑作。
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