エルノラは、優秀な成績で高等学校を卒業し、美しい女性に成長した。<br />娘への愛情にようやく気づいた母親に見守られながら、大学を目指す。<br />ある日、療養のためにリンバロストの森を訪れた名家の青年フィリップと出あい、惹かれあうエルノラ。<br />しかし、彼にはすでに許嫁がいた。<br />この作品を誰よりも愛した村岡花子の名訳で贈る。<br />