戦争に敗れ、焦土と化した祖国、荒廃した人びとのこころ、行方の知れぬ友。<br />貧困と自嘲の日々を青春はさまようだけなのか。<br />みずからの世界を求めて、考え、悩み、自己を確立していこうとする‘戦後の青春’を描く。<br />