「いっせーのせっ!」―楽しげなかけ声とともに、女子高生54人が、新宿駅のホームから、電車に飛び込んだ。<br />だがそれは、始まりにすぎなかった。<br />自殺の連鎖は、またたく間に、全国に広がっていく。<br />様々な憶測が飛びかうなか、やがて‘自殺クラブ’の存在が、浮かび上がって…世界的映画監督・園子温による傑作小説。<br />