一七九二年九月、フランス革命下のパリ・血に飢えた民衆によって、日夜ギロチン送りとなる貴族たちを救うべく、彼方イギリスから謎の秘密結社‘べにはこべ’がやって来た。<br />騒動の中、絶世の美女マーガリートは、夫パーシイ卿の正体を怪しむようになり…。<br />冒険とミステリーと愛憎劇が織りなす、古典ロマンの傑作。<br />若き日にこの作品に心酔した村岡花子の名訳で贈る。<br />