鎌倉のあばら屋で暮らす作家・寒河江。<br />不埒な人……女の囁きが脳裏に響く時、作家の生は、日常を彷徨い出す。<br />狂っているのは、世界か、私か――『ブエノスアイレス午前零時』から19年、新たなる代表作!