二〇二二年仏大統領選。<br />極右・国民戦線マリーヌ・ル・ペンと、穏健イスラーム政党党首が決選に挑む。<br />しかし各地の投票所でテロが発生。<br />国全体に報道管制が敷かれ、パリ第三大学教員のぼくは、若く美しい恋人と別れてパリを後にする。<br />テロと移民にあえぐ国家を舞台に個人と自由の果てを描き、世界の激動を予言する傑作長篇。<br />