アジア放浪から半年ぶりに帰ってみると、変わらないはずの恋人は、別の男と暮らしていた…。<br />なんとか僕は、旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込む。<br />だがそこは、行くあてのない人が一時的な共同生活をおくる、旅の途中のゲスト・ハウスのような場所だった。<br />旅の終わりを探す、直木賞作家の青春小説。<br />