かつて実習留学生としてやってきた私の妻・小翠(シャオツイ)。<br />表示されない海沿いの街の地図を片手に、私と彼女の旅が始まる。<br />記憶と存在の不確かさを描き出す、第160回芥川賞候補作。<br />