麻布ハレー
ハレー彗星は、宇宙をめぐり76年毎に地球へ接近して、その雄大で美しく、そして威厳のある姿を人々の前に現わします。
小説の舞台は、1910年、1933年、1986年。
そして2061年。
1910年、1986年、ハレー彗星の出現とともに恋が始まります。
1910年、天文台で出会った不思議で美しい女性、晴海。
売れない小説家志望の国善。
ふとしたキッカケで麻布にある天文台で出会い、惹かれあい、すれ違う二人。
なかなか進まない晴海にかくされた謎を感じ始める国善。
時代は流れ1933年、1986年、そして次にハレー彗星が地球に接近する2061年。
晴海の謎が解かれ、再び想いが時代を超えてつながる予感が…。
※月刊誌「月刊天文ガイド」初の連載小説「麻布ハレー」に加筆し、書籍化したものです
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