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『リング』『らせん』の恐怖が再び! トイレで読むホラー小説 水気の多い閉ざされた空間は、怖い話の舞台に合う。
狭い空間に籠った怨念が、水という媒体によって熟成され、伝播されやすくなるからだ。
古井戸ほど怪談の舞台にうってつけのものはないのだが、近ごろはめったにこれを見ない。
古井戸ほどではないにしても、似たような条件を兼ね備えた空間は、いたるところにある。
そう、トイレだ。
映画化され、社会現象を起こした『リング』の著者・鈴木光司が贈る、最高に怖いホラー短編小説! 15点の挿し絵とともに、日本語版・英語版を同時収録。
本書を読めば、あなたはもう夜中にトイレに行くことは出来ない……。
●鈴木光司(すずき・こうじ)1957年、静岡県浜松市生まれ。
慶応義塾大学文学部仏文科卒。
1990年、『楽園』が日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞して作家デビュー。
『リング』『らせん』『ループ』『バースディ』のシリーズが計800万部のベストセラーとなり、ハリウッドで映画化される。
著作は世界20ヵ国語に翻訳され、欧米を中心に積極的に講演活動を行う。
高校教師であった妻に代わり、二人の娘を育て上げた経験から、政府の諮問機関「少子化への対応を促進する国民会議」委員をつとめる。




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