ペインティング・ナイフの群像
淡い叙情性を持つ物語が散りばめられた新形式‘掌編組曲’ 言葉のペインティング・ナイフが塗りこめてゆく現代人の叙述詩…。
短篇、コント、詩、ショートショート、etc。
12章に分けて組み合わされた62の物語は、ゆるやかな一つの長編として結実する。
第71回直木賞候補作品。
●河野典生(こうの・てんせい)1935年1月高知県生まれ。
詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。
1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。
日本のハードボイルド小説の先駆者となる。
幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
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