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愛の天使アンジー

働く女の幸せってなによ? OLの杏子29歳。
製粉会社の開発部に就職して8年。
仕事にはそれなりの自負がある。
だけどこのまま独身のお局になるのはイヤだし、かといって腐れ縁の彼との結婚にも踏み切れない…。
30の大台を目の前に、こころは宙ぶらりん。
意味不明の不安にかられ、わけもなく泣きたくなったり、もしかしてプチ鬱? そんなある日、杏子の前に、オカマの天使があらわれた。
すべての悩める働く女たちに、救いあれ。
悩めるOLたちに贈る、抱腹絶倒の‘愛の福音’小説です。
●横森理香(よこもり・りか)作家、エッセイスト。
1963年5月19日山梨県生まれ。
母は国語教師、父は美術教師。
高校一年までを山梨県で過ごす。
父の死後、母親の転勤にともない、高校二年からで東京三鷹・明星学園高等部に編入。
多摩美術大学グラフィックデザイン科映像デザインコースに進む。
在学中は、ビデオアートとインスタレーション、ビデオドラマ作り、ドラマの台本、映画評執筆などに熱中する。
卒業後、映画評、美術・トレンドのコラムから執筆活動を開始。
その後ニューヨークに2年滞在し、NYのカルチャー情報を日本の雑誌に寄稿する傍ら、小説を書き始める。
帰国後は、女性誌『クレア』の突撃ルポライターとして、数多くの体験記事を手がけ話題になる。
29歳の時に『ニューヨーク・ナイト・トリップ』で作家デビュー。
1980年代東京を舞台にした『ぼぎちんバブル純愛物語』は、現代日本人の経済と愛、女性の自立をリアルに描いた小説として話題になり、文化庁の現代日本文学の翻訳・普及事業の、JLPPに選ばれ、『TOKYO TANGO』というタイトルで翻訳された。
現在イギリス、アメリカで発売中、ドイツでも同書と『LOVE&EAT』が翻訳中である。
『地味めしダイエット』『愛しの筋腫ちゃん』『横森式おしゃれマタニティ』などの、女性の生き方をテーマにしたエッセイも定評がある。




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