遠い波紋
鮮やかに繰り広げられるミステリアスな七つのドラマ 時を経て、人から人へと伝えられる想い。
秘められた過去への扉は、七つの鍵で開かれる…。
旅行のついでに頼まれたたずね人を探す「白い再会」、掘り出し物の古時計の中から歯が出てきた「古い時間」など、ハートフルな物語を7本収録。
・白い再会・古い時間・黒い革鞄・長い化粧・淡い風景・甘い約束・遠い波紋●山崎光夫(やまざき・みつお)1947年福井市生まれ。
作家。
早稲田大学教育学部卒業。
テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。
1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。
医学を題材にした作品が多い。
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