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絵草子屋勘次

よろめき、乱れる江戸の花……時代官能短編連作! 旗本の次男坊で放蕩三昧の末に勘当された勘次は、絵草子屋として繁盛の日々を送っていた。
江戸の女たちに人気の秘密は、行李の底に、枕絵、性具、媚薬の類も忍ばせていることだ。
母親の留守中、娘の絹に色物の絵を、美人後家の百合には張形を、十六歳の小町娘・奈津には自らの‘薬’を味わわせる…。
初心な少女に手ほどきを、熟れた女に喜びを、貸本背負って飛び回る、口唇、後門、女陰巡り!●北山悦史(きたやま・えつし)1945年、北海道生まれ。
山形大学文理学部中退。
学習塾運営のかたわら小説を書き、1977年、官能作家デビュー。
「官能小説大賞」「日本文芸家クラブ大賞」「報知新聞社賞」を受賞。
独特のソフトな文体と描写で人気を博す。
気功家としての顔も持ち、各地で気功教室を開いている。
『占い師天峰 悦び癒し』(二見文庫)、『絵草子屋勘次随喜竿』(悦の森文庫)、『金四郎桃色秘帖 桜吹雪の女』(学研M文庫)など著書多数。




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