鎌倉XX(ダブルエックス)の殺人
古都鎌倉の旧家に隠されたXXの謎とは?「八八○×・八八○×」 意味不明の数字を残して、長野から鎌倉へ旅立ち、消えた男。
さらに、彼の行方を追った女性編集者が失踪した。
彼女を捜すべく、伝統工芸の鎌倉彫・第二十六代柴宮家を訪れたルポライターの北沢瞬一は、男の訪問を確認したが、新たに柴宮夫人の絞殺事件を知らされた。
柴宮家の娘・早紀子と真相究明に乗りだす北沢。
だが、二人の前に第二、第三の殺人が…。
謎の数字が解き明かされた時、意外な犯人像が浮かび上がる。
●矢島誠(やじま・まこと)1954年、東京生まれ。
中央大学卒業。
雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。
『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。
第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。
長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。
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