記憶 メモリーズ
その老人の脳には、記憶を抹殺する特殊な手術痕があった! 医師・高尾仁志が当直の夜、急患が運ばれてきた。
それが、鉄筋で串刺しになった老人・浮島との出会いだった。
「記憶」を研究する高尾は、CGを使いバーチャルな過去を再現する画期的な方法に着手していた。
そのおかげでアルツハイマー病の浮島の記憶は蘇り、なんと感情までも表現できるようになる。
しかし、彼の脳内には特殊な手術痕が! 浮島の娘と名乗る麗衣の出現で、高尾は、封印されていた過去の事件へと巻き込まれていく……。
十年前の誘拐事件に端を発した巨悪に青年医師が敢然と挑む、衝撃の医学サスペンス。
●米山公啓(よねやま・きみひろ)1952年山梨県生まれ。
作家、医学博士、神経内科医。
聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。
本格的な著作活動を開始。
医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。
現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。
テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。
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