吸血山脈
ナチ・オカルト班がトランシルヴァニアに見たものは!? ルーマニア・トランシルヴァニア地方の小さな村、ゲスプレングベルク。
村に入った日本の学術調査隊は、森の奥で、錆びついた二輛の戦車を発見した。
ナチ・ドイツ軍のものと思しきその戦車は、いかなる理由でそんな森の奥に残されたのか。
しかし、奇妙な発見と時を同じくして、村では、全身の血を抜かれた娘の死体が発見されていた。
戦車との関係は、そして村人が恐れる‘吸血鬼伝説’とは…? ナチと吸血鬼が全面対決するオカルト伝奇アクション。
「電子版あとがき」を追加収録。
●友成純一(ともなり・じゅんいち)1954年福岡生まれ。
1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。
映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。
官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。
以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。
またロンドン関連の著書も多い。
現在はバリ島在住。
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