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七罪消し

彼らはそこにいる、じっとこちらを見つめている… 枯れ木のような男は、姿を消す前にこう教えてくれた。
「七人の人の話を聞いてきなさい。
そうすれば坊やは……」 少年は、街から街へと歩き、不思議な話に耳を傾ける。
やがて少年は、次第に自分が何者だったのかを思い出すが…。
(「七罪消し」) 怪奇小説の名手が贈る、世にも奇妙なホラー短篇集。
電子オリジナル。
・エリカのこと・遠近感のない男・七罪消し(カマの女/人捨て村/木魂/キネマの老人/話せない話/Zさん/ラットマン)●飯野文彦(いいの・ふみひこ)1961年、山梨県生まれ。
早稲田大学卒業。
1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。
『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。
『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。
その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。




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