純白の殺意
グルメライター水沢風味子・周富徳の殺人レシピ 中華名人・周富徳と料理評論家・門野哲哉の論争に巻き込まれる形になってしまったグルメライターの風味子は、自宅に押しかけてくるテレビのリポーターに辟易していた。
そんな騒ぎのなか、なんと門野が仕事場のマンションで死体となって発見される。
しかも、なぜか死体には塩がかけられていた…。
やがて、第二、第三の事件が起きるのだが、ある不思議な共通項が存在すること気づく。
「最初は、塩。
次は、砂糖。
そして、こしょう?」三種類の調味料が、いずれも事件に関与しているのは、偶然なのだろうか。
そして、真相を追いかける風味子は、犯人がひた隠しにしてきた悲しい過去へと辿り着く…。
グルメライター水沢風味子が連続殺人事件の謎に肉薄する、長編サスペンス。
●新津きよみ(にいつ・きよみ)1957年、長野県生まれ。
青山学院大学卒。
旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。
『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。
『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
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