女たちの殺意
5人の女が抱いた「殺意」の行方は…? 傑作心理サスペンス「仕事辞めちゃったのよ」夫の姉・久里子がまた転がり込んできた。
主婦・時子は無神経でルーズな久里子の行動がいちいち目障りで仕方ない。
大切な「我が家」を侵食していく義姉の存在。
時子のストレスは、いつしか殺意にまで上り詰める…。
(「暖かい殺意」) 平凡な女たちがありふれた日常の中で、ふと芽生えさせた殺意。
それがどんどん葉を広げていく様をリアルな筆致で描く。
オール読物推理小説新人賞・最終候補作品二編を含む短編集。
第4回新風舎文庫大賞ミステリー部門賞受賞作。
●松村比呂美(まつむら・ひろみ)1956年福岡県生まれ。
オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。
著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。
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