世紀末おとぎ話
けっしてお子様には読ませないでください! 鬼が島へと民族浄化に出かける「桃太郎」、マッチを擦らずにいると禁断症状が出る「マッチ売りの少女」、北の国から南の町へ亡命する「冷麺の音楽隊」、巡航ミサイルが若者に恩返し「敦賀女房」、窓際セクションでセクハラ三昧「北風と太陽」、アヒル離れした風格を持つ超エリート「すごいアヒルの子」、平気で臼をつく人たち「さるかに合戦」、みんなで不正に精を出す「大きなかぶ」、酸化することに意義がある「すっぱいぶどう」…。
世界で一番笑える、伝説のトンデモ童話集がついに復刊! 単行本から内容を大幅に加筆・修正し、さらに新作3本を加えての登場です。
・敦賀女房・しきたりすずめ・冷麺の音楽隊・アリとキリギリス・アリとブルース・ウィリス・笠親爺・ねずみの婿選び・裸の大政・森は生きている・北風と太陽・媚びとりじいさん・大きなかぶ・三枚のお札・桃太郎・圧縮版桃太郎・きこりと神様・かぐや姫・すっぱいぶどう・すごいアヒルの子・さるかに合戦・ルンペルシュティルツ・アットマーク・ドットコム・エンゲルスとグレーテル・マッチ売りの少女・美女で野獣●植木不等式(うえき・ふとうしき)サラリーマン、大学客員研究員などを経てフリーランスのサイエンスライター(愉快な原稿の場合はお笑いサイエンスライター)。
著書に『悲しきネクタイ-企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究』(地人書館/日本経済新聞社)、『スピリチュアルワールド見聞記』(楽工社)、共著に『トンデモ本の世界』(洋泉社)、訳書に『イスラームと科学』(パルヴェーズ・フッドボーイ著、勁草書房)など。
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