聖母の部隊
幼い頃から戦闘のプロとして育てられた「ぼく」の戦いと‘お母さん’の謎を描く 村を焼かれ、ジャングルにとり残された少年たち。
彼らの前に現れたのは、一人の女性兵士だった。
その女は、自分を‘お母さん’と呼ばせ、戦闘技術を教えこむ。
彼らの前に待ちうけるものとは? 映画化された『後宮小説』『墨攻』でファンタジーに新境地を拓いた著者が、SFマインドを存分に発揮した短篇集。
単行本刊行時の装丁画(生瀬範義)を纏い待望の電子化。
・地下街・ハルマゲドン・サマー・聖母の部隊・追跡した猫と家族の写真●酒見賢一(さけみ・けんいち)福岡県生まれ。
愛知大学卒業。
1989年『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞(「雲のように風のように」の題でアニメ化)しデビュー。
1992年『墨攻』他で中島敦記念賞を、2000年『周公旦』で、新田次郎文学賞を受賞。
その他、『陋巷に在り』『泣き虫弱虫諸葛孔明』など著書多数。
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