蒼き影のリリス
都会の闇を血の花で彩る、美しき彫像リリスと吸血鬼の妖闘 おれは秋月、大学生にして難事件の解決屋だ。
ある日持ち込まれた依頼は、「美女の背骨が木片に変わる」という奇妙な事件だった。
背骨の謎を追ううち、おれは銀座で吸血鬼どもに襲われる。
そこに月光とともに現れた、美しい彫像のような盲目の若者……リリス。
おれの敵か、味方か? 妖闘を繰り広げる夜の一族が探しているものは……。
傑作吸血鬼浪漫シリーズ、その第1弾が電子で復刊! 文庫版ではカットされたノベルス版挿し絵をすべて収録、さらに文庫版カバーで使用されたカラーイラストも収録した、まさに完全版。
●菊地秀行(きくち・ひでゆき)1949年、千葉県生まれ。
青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市‘新宿’』でデビュー。
1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。
伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。
著作は300冊を超える。
更新中です。しばらくお待ちください。