透白の殺意
男女の愛憎が殺人の連鎖を引き起こす 桐内製薬本社副作用情報室。
ファックスが一枚の副作用が疑われる死亡報告書を流し出した。
それは本当に副作用が原因の死なのだろうか。
それとも……。
一件の死亡報告は、人間の欲望と愛憎を赤裸々に晒し出していく序章に過ぎなかったのである。
真相はどこに? 犯人は? そしていつ始まったのか? 美貌の副作用解析医・古閑志保梨が活躍するシリーズ第1弾! 現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。
●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)大阪大学医学部卒業。
大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。
現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。
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