蜜宴の館
想いを寄せる少女を守るため、青年は甘美な熟女と呪われた関係に堕ちてゆく ある夜、大学生の淳平は二つのかすかなうめき声に気が付いた。
それは母と義姉の部屋から聞こえてくるものだった。
足を忍ばせ、部屋を覗き見ると、思いがけない男と交わる二人の姿が…。
淳平は衝撃よりも円熟した二人の肢体にかつてない興奮を覚える。
そして一ヵ月後、自らも禁断の世界へ足を踏み入れてしまうのだったが…。
●北山悦史(きたやま・えつし)1945年、北海道生まれ。
山形大学文理学部中退。
学習塾運営のかたわら小説を書き、1977年、官能作家デビュー。
「官能小説大賞」「日本文芸家クラブ大賞」「報知新聞社賞」を受賞。
独特のソフトな文体と描写で人気を博す。
気功家としての顔も持ち、各地で気功教室を開いている。
『占い師天峰 悦び癒し』(二見文庫)、『絵草子屋勘次随喜竿』(悦の森文庫)、『金四郎桃色秘帖 桜吹雪の女』(学研M文庫)など著書多数。
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