七姫伝説 恋の墓標
殺人事件の背景に秘められた、もうひとつの悲しい漂流伝説 丹後の老舗呉服店に嫁ぎ、しっかり者の若妻らしく振舞う夏生。
イベント事務所を経営するやり手の克美。
かつて同じ男を愛し、死に追いやった二人が、観光イベントをきっかけに再会する。
風光明媚な丹後地方には、七人の美しい女達の物語が伝えられているのだ。
羽衣天女、乙姫、間人皇后、小野小町、安寿姫、静御前、細川ガラシャ。
だが、それを利用した街おこしイベントの企画さなか、殺人事件が発生した…! 姫たちの伝説が謎に迫る長篇ミステリー。
●山崎洋子(やまざき・ようこ)1947年、京都府宮津市生まれ。
コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。
横浜を描く作家として名高い。
現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。
2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。
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