サラブレッドへの手紙
馬産地と厩舎を歩いて25年、馬にかかわる人間は面白い! 著者の歩みはさらに競馬場の隅々、ウインズ、居酒屋へ…。
そこには人の数だけ悲喜交々の人間模様があった。
人々の右往左往を見つめながら、笑いと涙を100通の書簡(上下各50通)にこめる。
時に優しく、時に厳しく人間を包み込む著者会心の競馬エッセイ。
●吉川良(よしかわ・まこと)1937年、東京生まれ。
芝高等学校卒、駒澤大学仏教学部中退。
1978年『自分の戦場』で第2回すばる文学賞受賞。
1979年『八月の光を受けよ』で芥川賞候補、『その涙ながらの日』で二度目の候補、1980年『神田村』で三度候補となった。
1999年JRA馬事文化賞、ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。
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