時効を待つ女
〈あのとき〉の事件がいまになって思わぬ姿をみせる「落ち穂拾い班に入ったぞ」久しぶりに早く帰宅した夫が言った。
時効間近の事件を再捜査する‘落ち穂拾い’。
十五年前のあの事件を、夫が担当するなんて…。
(「時効を待つ女」より) 女たちの日常と心理をリアルに描く、サスペンス・ミステリー短篇集。
●新津きよみ(にいつ・きよみ)1957年、長野県生まれ。
青山学院大学卒。
旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。
『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。
『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
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