血の色の花々の伝説
殺人トリックが次の殺人トリックを招く……そして恐るべき負の連鎖の果てには? 情事のもつれの果てに生じたガス爆発が多くの人の死を招いた。
その事故は偶然か故意か? そして十数年、生き残った関係者の間に、不可解極まる殺人が続発。
一連の事件を解く鍵は、珍種のサクラソウという。
愛憎渦まく数奇な人生を背景に、謎が謎を呼ぶ…。
トリックの名手が贈る会心のミステリー長編。
●日下圭介(くさか・けいすけ)1940年和歌山県生まれ。
早稲田大学第一商学部卒。
1965年朝日新聞社に入社。
1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。
1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。
その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
更新中です。しばらくお待ちください。