伊豆高原殺人事件
警察に追われる男女が忍び込んだ山荘で見たものは!? 地上げ屋の隠し財産を狙った男女は、まんまと数億円相当の金品を盗み出すことに成功する。
ところが通行人に犯行を目撃されてしまう。
逃げる二人は伊豆高原のある山荘に忍び込むが、住人は強盗に襲われ、殺される寸前だった。
自分たちの立場を忘れ強盗を取り押さえた二人は、身を隠す場所を得る。
しかし翌日の夜、軟禁した強盗は死体となって転がっていた…。
見知らぬ山荘で繰り広げられる謎の惨劇と驚くべき結末とは? 表題作のほか4編を収録した本格ミステリ短編集。
*伊豆高原殺人事件*激走の罠*廃屋の美女*交換劇の結末*ことわざ連続密室殺人●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)1931年、東大阪市に生まれる。
慶応大学文学部国文学科中退。
大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。
芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。
翌年より推理作家専業。
トリック中心の推理小説を120冊以上発表。
近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
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