プリンス・オブ・ウェールズに捧ぐ
極東の歴史を塗り替えることとなった一大海空戦の顛末、その秘話が明かされる! シンガポールを拠点に、アジアに睨みをきかす英国東洋艦隊の不沈戦艦プリンス・オブ・ウェールズ。
この艦を撃沈せよ、の命が下った。
海軍航空隊は索敵機を飛ばし、陸軍は密偵・国武輝人少佐をマレー半島に潜ませた。
そして、シンガポール総領事館は日英混血のサミュエル・オザキを不沈艦に乗り組ませた…。
大艦巨砲主義を粉砕した日本海軍航空隊の威力と、滅び去る者への鎮魂歌を綴る長編軍事スペクタクル。
●川又千秋(かわまた・ちあき)1948年、北海道小樽市生まれ。
作家、評論家。
慶應義塾大学文学部卒。
学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。
『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。
他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『火星の白蛇伝説』(中央公論新社)、『翼に日の丸』(角川書店)など著書多数。
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