伊豆恋人岬殺意の砂
血塗られた過去を消し去り‘三つの顔’を使い分ける女。
末期ガンで寝たきりになりながらも復讐を考え実行しようとする老人。
夫の莫大な財産を狙う奔放な妻とその愛人…。
美しく描かれる西伊豆の自然とは対照的な、複雑に絡みあった人間関係。
彼らの怨念が引き起こした殺人事件とは? 八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。
●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)1931年、東大阪市に生まれる。
慶応大学文学部国文学科中退。
大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。
芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。
翌年より推理作家専業。
トリック中心の推理小説を120冊以上発表。
近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
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