スキール・クィーン
伊月亜希子はごく平凡な女子大生。
軽自動車であるスズキのKeiが愛車である。
ある夜、咄嗟に繰り出した慣性ドリフトで、親友・ユリを襲った人身事故を未然に防いだ。
その瞬間を目撃した『キラー・クィーン』のリーダー、鷺島麗に声をかけられる。
「私たちと“バトル”をしなさい。
負けたら言うことを聞いて」……なんと彼女たちは、走り屋の間ではカリスマ的な人気を誇る日本屈指のレースチームだった! デパートの立体駐車場で、愛知県警前で、長久手の峠道で、熱い“バトル”が始まった。
ユリの恋人・和宏が所属する走り屋チーム『名古屋式』と『キラー・クィーン』の抗争に巻き込まれた形になってしまった亜希子。
だが、嫌がりながらもハンドルを握る彼女のドライビングテクニックは、本物だった! 度肝を抜く熱戦が繰り広げられる、超絶カーレース小説。
電子オリジナル作品。
●町井登志夫(まちい・としお)作家。
1964年生。
日本SF作家クラブ会員。
1997年、『電脳のイヴ』で第3回ホワイトハート大賞〈最優秀賞〉を受賞し、デビュー。
2001年に『今池電波聖ゴミマリア』で第2回小松左京賞を受賞。
他の作品に『爆撃聖徳太子』『諸葛孔明対卑弥呼』『倭国本土決戦』などがある。
最新作は『改革者蘇我入鹿』。
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