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名画は踊る 越前殺人事件

日本三大松原のひとつ、福井県気比の松原で退職間近の敦賀市職員が殺されて発見された。
その手には『藤早苗』の文字の書かれた雑誌の切り抜きが遺されていた。
そして犯人が捕まらないまま捜査も行き詰まった半年後、武生市役所に夭折の天才画家・佐伯祐三の未発表作品を寄贈したいと、謎の女が訪ねてきた。
だが、その名画を引き取りに出かけた職員が謎の失踪を遂げ、さらに同僚の女性職員も行方不明に……。
美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島警部のコンビが活躍する旅情ミステリ小説。
●石川真介(いしかわ・しんすけ)1953年、福井県鯖江市生まれ。
東京大学法学部卒。
トヨタ自動車に40年間勤務。
1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。
錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。
主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。
作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。
福井ふるさと大使。
鯖江市ふるさと大使。
日本推理作家協会会員。




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