クラック・ハウンド 聖人の条件
長野県の人里離れた山中に建つ『私立氷羅坂病院』が燃え落ち、辛うじて保たれていた一つの『均衡』が崩れ去った……それから数年後、一種の精神安定剤ともいえる不認可薬物‘セイント’を常用している人間が異常犯罪に走る事件が頻繁に勃発。
犯人はみな、聖人のような微笑を浮かべていることを特徴としていた。
しかし、この小さな白い錠剤には麻薬成分が認められないという。
奇怪なこれらの事件を‘亀裂’に関係すると判断した特殊犯罪調査局は、ついに『専門家』二人を解き放った。
すでにはじまってしまった世界の終焉に抗うべく、‘猟犬’またの呼び名‘クラック・ハウンド’が大暴れする! バイオレンス・アクション長篇小説。
電子版あとがきを追加収録。
●榊一郎(さかき・いちろう)1997年、第九回富士見ファンタジア長編小説大賞で準入選、翌年デビュー作『ドラゴンズ・ウィル』を刊行。
自称・小説屋/軽小説屋であるが、ゲームシナリオ、アニメシナリオ等も手掛ける。
速筆で著作多数。
代表作に『スクラップド・プリンセス』『棺姫のチャイカ』『アウトブレイク・カンパニー』『まじしゃんず・あかでみぃ』『神曲奏界ポリフォニカ』『ストレイトジャケット』等がある。
ガンマニアで観賞魚マニア。
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