覇道の海戦
米海軍省では驚くべき数の戦時建艦計画に着手している、との情報が日本帝国政府に入った。
もし計画が本格的に始動したら、日本に勝ち目はなくなる。
それまでの猶予は半年……。
その間に国力の劣る英国を窮地に追いこみ、休戦講和の席に着かせなければならない。
この新たな戦略方針のもと、聯合艦隊では水雷戦隊をインド洋に派遣、スエズ運河閉塞作戦を敢行する。
全9巻で構成(『烈日の海戦』1?3→『覇道の海戦』1?3→『興亡の海戦』1?3)された大長篇架空戦記小説。
●高貫布士(たかぬき・のぶひと)1956年生まれ。
神奈川県出身。
和光大学人文学部芸術学科卒業。
学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。
出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。
『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
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