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月蝕の祝祭

永遠の若さと命とを約束する‘月の水’は、だが、一族以外の者にとっては、それがそのまま死を招く水となる、と叔母は晶に言ったのだ。
母に言わせれば、叔母の話す事などは一から十まで絵空事ということになるのだが、母と幾つも違わないはずの叔母の若さを見ると、晶にはますますそうは思えなくなる。
(「月の水盤」より) 人間の深層に隠された心理が織りなす魔性のサスペンスを描く。
本格耽美小説作品集。
*月の水盤*宿命の女*双貌の月*黄金残照*蒼い薔薇●榊原史保美(さかきばら・しほみ)東京都出身。
立教女学院を経て中央大学文学部哲学科卒。
1982年『小説JUNE』創刊号の最優秀投稿作に選ばれ、「螢ケ池」でデビュー。
1985年、初の単行本、『龍神沼綺譚』を上梓。
以降、民俗学、宗教学の素養を生かし、形而上学的テーマを昇華させた作品『鬼神の血脈』『荊の冠』等、多数発表。
美意識に貫かれた作風により、「耽美小説の草分け的存在」と称されることも多い。
1995年発表の『蛇神 ジュナ』より、ペンネームを「榊原姿保美」から現在のものに改めている。
趣味は、陶芸、写真、近代建築・ギャラリー巡り。




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