祝福の園の殺人
十七世紀イタリア。
バーニャイア侯爵家別邸の豪奢な庭園は、亡き女主人が丹精込めて造ったものだったが、その泉で男の死体が発見される。
さらに次々と起こる当家に関わる者たちの不可解な死。
果たして犯人の目的は? 謎めいた庭園に隠された秘密とは? そして’呪われた庭’を起点に開始される死の舞踏が、最後に見せた真実のメッセージとは……。
長篇幻想ミステリ小説。
●篠田真由美(しのだ・まゆみ)1953年、東京生まれ。
1977年、早稲田大学第二文学部卒業。
1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。
1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。
以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。
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