琥珀の城の殺人
十八世紀ヨーロッパ山中、雪に閉ざされたベルンシュタインブルク城館。
密閉された書庫内で、当主の伯爵が背中を短剣で刺されて絶命していた。
さらに、礼拝堂に安置された遺体が一瞬にして消失し、謎の女が城内を徘徊する。
近親憎悪が渦巻く呪われた城館で、探偵役に指名された異邦人のフランチェスコ・プレラッツィが、怪事に挑む。
長篇幻想ミステリ小説。
●篠田真由美(しのだ・まゆみ)1953年、東京生まれ。
1977年、早稲田大学第二文学部卒業。
1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。
1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。
以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。
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