コードネーム・サリン
五月亮平……コードネーム’サリン’の異名を持つ凄腕のスナイパー。
暗夜、250メートル先から眉間を一発で撃ち抜く技量は、警察関係者からさえも畏敬の念を持たれていた。
しかし今は引退し、バリ島で悠々自適の暮らしを送っていた。
そんなある日、因縁深い警視庁捜査一課審議官・宮園孝之の訪問を受けた。
日本企業が開発した画期的な安全防衛システムをめぐって、日・中・北朝鮮が暗闘を繰り広げているという。
他国の手に渡るのを防ぐため、その首謀者の抹殺を依頼してきたのだが……。
●広山義慶(ひろやま・よしのり)1935年大阪生まれ。
早稲田大学文学部仏文科卒業。
児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。
『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
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