兇獣よ闇を裂け
21年前、華山流宗家・華山石斎一族の男たちに犯され、一人の女が狂死した。
母親の遺言によって出生の秘密を知った室川剛夫は、呪われた血を受け継いだ’獣’として成長、一族への復讐を誓う。
惨劇を再現するかのように、一族の女たちを次々と凌辱・殺害する室川。
名門華道家の娘たちを狙った連続猟奇殺人に、警察の捜査も厳しさを増す。
だがそんな室川の前に突如、謎の女・美幸が現れた。
自らの手を血で汚す美幸の目的は? そして、室川の殺人計画を待ち受ける陥穽とは。
長篇官能バイオレンス。
●広山義慶(ひろやま・よしのり)1935年大阪生まれ。
早稲田大学文学部仏文科卒業。
児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。
『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
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