贋作の神話
仙台青葉城趾で、日本画の鬼才・五木善之助が銀座の若いホステスと心中を遂げた。
娘の葉子は、放浪の画家であった父の死に様に不審を抱く。
さらに、見知らぬ画家が’レンブラント’のことで父と会う約束をしていたと言って現れた。
折しも、あるレンブラント作品の真贋が世間を大きく騒がせていた。
葉子は縁なき仙台の地に父の死の真相を求めて旅立つが……。
傑作長篇ミステリ。
●広山義慶(ひろやま・よしのり)1935年大阪生まれ。
早稲田大学文学部仏文科卒業。
児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。
『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
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