溺れた女
高校のクラス会の案内状。
そこには初恋の女性・竹内衣子が出席するという走り書きがあった。
警視庁捜査一課の刑事・明島竜三は、十七年ぶりの衣子との再会を期待してクラス会に臨んだ。
が、そこにいたのは衣子の一人娘・かおるであった。
かおるは、突然姿を消した母の行方を捜させようと、ニセの案内状を作り、竜三を呼びつけたのだ。
衣子の失踪の背景には、覚醒剤密売組織の暴力団が絡んでいるようだが……。
長篇ハードボイルド・サスペンス。
●広山義慶(ひろやま・よしのり)1935年大阪生まれ。
早稲田大学文学部仏文科卒業。
児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。
『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
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