メビウス・ストーリー
祖師谷大蔵の駅から十五分ほどのところにあるアンティークショップ〈サムサーラ〉。
店内には大小の骨董品が並び、一見、とくに変わった店のようには見えない。
だが、そこになにげなく並べられている品物たちは、それぞれ奇妙な’力’を秘めている。
生きている絵、霊を視る石、魔性を引き出す能面、他人の心を覗く万華鏡。
〈サムサーラ〉のドアが開かれるとき、不思議な物語がはじまる……。
珠玉のミスティック・ホラー・ファンタジー小説。
連作短編集。
電子版あとがきを追加収録。
*生きている絵*月の石*闇の小面*魔法のランプ*天使時計*哭き龍*心の万華鏡*後戸の空間●六道 慧(りくどう・けい)東京の下町・本所生まれ。
今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。
1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。
以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。
「継続は力なり」が信条。
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